プロフィール
「オメガ3との出会い」
私がオメガ3を初めて知ったのは、2015年で、オーガニック教室に参加したときでした。それまで20年近く看護師をしていて、心筋梗塞や脳梗塞などの血管の病気のケアに携わる部署にいたことに加え、私の父が40代で脳梗塞になり、血管の病気の怖さを肌身で感じていた時にオメガ3を知り、「この栄養素はすごい!」と直感的に確信しました。と同時に、このように生命の根幹に深く関わっている重要な油が、世の中に認知がとても低い事に疑問を抱き、もっと認知を広げる必要があると強烈に感じたのです。
私は、科学的信頼度が高く、さらに実践しやすい内容を伝える・発信する配慮が必要だと考えています。また、伝える上で、難しい医療用語や専門用語を並べて説明するのではなく、なるべくかみ砕いて、誰もが理解しやすいように工夫することを心がけています。
「私がオメガ3の事実にとても敏感に反応したのには大きな理由が2つあります。」
1つは父親が49歳で脳梗塞になったことです。
脳梗塞というのは動脈硬化が原因で発症する生活習慣病ですが、大きな原因は乱れた食習慣です。
お酒が大好きでかなりな暴飲暴食をしていた父が、突然脳梗塞にかかり半身マヒになってしまいました。
それまでバリバリ仕事して海外に出張に行ったり自由に動けていた生活から一転しての車いす生活。
突然の出来事は本人のみならず家族のショックもかなり大きいものでしたし、父の病気以降我が家のライフスタイルはガラッと変わってしまいました。
リハビリして歩けるようにと家族で父を励ましますが、意欲をなくしてなかなか前向きになれずにいた父は、その後再度脳梗塞を発症し、亡くなるまでの10年以上を病院のベットの上で過ごし69歳でこの世を去りました。
父が倒れた後亡くなるまでの介護期間中、母が我が家の大黒柱となり一時は3つの仕事を掛け持ちしながら私達4人の子どもを育ててくれました。そんな中にも関わらずマヒした手で上手く食事を摂れない父の食事介助のためにと、職場と病院、家と病院を多い日は3回(3食)行き来していた母の姿が今でも忘れらません。
そして、そんな苦労してきた母が父の亡くなった2012年に肺癌(ステージ4)が見つかり、現在に至るまで抗がん剤治療・放射線治療を受けながらがんと闘う日々を送っています。
両親の病気を通じて、病気が本人や家族の人生を大きく変えてしまう現実や、健康であることが決して当たり前でないこと、健康を本気で考えることの大切さをに心底気付かされたのです。またこのような状況は対岸の火事ではなく現代社会において誰の身にも起こりうる事でもあるのです。
もう1つ血管カテーテル室看護師としての経験です。
それまで18年間看護師として働いてきた中で、お世話になっていた知り合いの医師からオファーを頂き、血管内の病気を専門に治療する血管カテーテル室(アンギオ室とも言います)という部署に携わる機会を頂き、そこでトータル7年間勤めました。
血管カテーテル室では、動脈硬化が原因で起こる脳梗塞や心筋梗塞の患者を緊急で治療する場面に数多く携わりました。父親が同様の病気(脳梗塞)を発症し苦悩してきた姿を見てきた私は、突然の発症で動揺しショックを受ける患者さんと家族の姿を見るたびに、何とも消化不良のやるせない気持ちを抱かずにはいられませんでした。
また、父同様に40代で発症する方が珍しくないという現状にも大変衝撃を受けたのです。
そんな経験をしてきたからこそ、多くの人に伝えていきたいという強い想いが芽生えたのだと思います。
血管カテーテル室看護師時代に作成したオリジナルノートや専門書
「健康寿命をのばす」
健康は財産です。日頃健康な時にはそのありがたみを感じることが少ないかもしれませんが、風邪をひいたり怪我をした時、健康な時と比べてとても不自由で辛くてしんどく感じますよね?
もしそれがもっと重症で治りにくい病気にかかってしまったらどうしますか?
じつは、私達日本人の死因の3分の2は生活習慣病なんです。
生活習慣病=生活の習慣の病(やまい)というくらいですので、生活習慣を良くしておくことでその病気のリスクを抑えることが出来ます。
死因の上位、ガン、心疾患、脳血管疾患のうちのガン以外は動脈硬化と大変深く関わっています。
日々のアブラの摂取スタイルを変えることで動脈硬化になるリスクを減らすことが出来たら、生活習慣病で亡くなるもしくは介護が必要になるリスクを減らせるという事です。
日々の食習慣で病気を予防できるということなんです。
病気になってから「普段から気をつけていれば良かった」と振り返っても取り戻すことが難しいですよね、健康って。
そんな大事な栄養素であるアブラ、なかでもオメガ3について多くの方が関心を持ち、情報を正しく理解して頂きながら良いアブラを日々の食事にバランス良く取り入れることで、いつまでも健康であり続けていただきたい。
良い人生を送れるようになるだけではなく、その人生の質を高めるためにも、健康であり続けることは明らかなことなのです。
「未来に健康をつなぐ」
妊婦さん自身が心身ともに健やかな妊娠&出産を過ごすためには、日頃からオメガ3系脂肪酸(以下オメガ3)を摂ることが非常に大切です。
それはなぜでしょうか?
オメガ3のEPAやDHAは細胞膜の材料であり、細胞を丈夫にする働きがあります。さらに、オメガ3が不足すると産後うつを助長させることも解明されてきており、妊活中の女性や妊娠中の女性はとくに、オメガ3を豊富に含む食材を意識的に毎日摂る必要があります。
しかしながら、母親学級や妊婦さんのための栄養本では、オメガ3についてあまり深く触れられていないのが現状です。
オメガ3で健全な母体が作られたなら、産後うつや子どもの精神発達、不妊治療、流産や早産、周産期ママの自殺、育児放棄、児童虐待、少子化、不妊治療に伴う離職などのさまざまな課題解決の重要な一つになると本気で思っています。
近い将来、オメガ3が葉酸と同じくらい妊活に重要だと広く認知され、世の中の当たり前になるまで深く浸透し、それによって、一人でも多くの妊活に関わる女性と未来ある子どもたちの心と体が健やかになることを切に願っています。
オメガ さと子(オメガ3オイル啓蒙家・オメガオイル料理研究家・起業家)
看護師歴20年、そのうちの7年間を血管カテーテル室(血管専門治療室)に従事し、多くの血管の病気(心筋梗塞や脳梗塞、ガンなどの生活習慣病)のケアに携わる。また、父親が49歳で脳梗塞になり家族で介護に関わった経験などから、血管や脳を健康に保つことの重要性を伝えたいと奮起。2017年より、オメガ3系脂肪酸(以下オメガ3)を活用した料理のレシピ提案や商品開発、オメガ3セミナーや講演活動を通じて、「健康寿命を伸ばす」「未来に健康をつなぐ」ことをビジョンとしながら啓蒙活動中。
著書:「最強の妊活!」「いのちを長持ちさせるひとさじの油」「ママになる人のためのオメガ3がよくわかる絵本」詳しいプロフィールはこちら
叶えたい未来
〇魚を食べる食習慣の復活、毎日の食事にオメガ3が摂り入れられること
〇オメガ3が妊娠・出産に重要な栄養素として広く認知されること
〇全国の母親学級でオメガ3についてしっかり学べること
〇全国の学校給食オメガ3食・無償化(家庭の事情に関係なく、すべての子ども達が等しくオメガ3を摂れるための国レベルでの対策)
初めての方でも気軽に参加していただけるようにと、リラックスしながら参加できるアットホームな雰囲気。
油についての最新知識や正しい摂り方が学べます。
オメガ3オイルに関連したレシピ提供(提案)や商品の紹介、商品開発、イベントなどのお手伝いをさせていただきます。
ヘルシー(健康的)だけじゃない
簡単で美味しく見た目もちょっぴりオシャレ」なレシピを心がけています♪